「冷え」の原因は?-「温活」の大切さについて―

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早いもので2023年も3カ月がすぎようとしていますね。
本日は「温活」についてご紹介いたします。

【冷えについて】

温活についてご紹介するの前に「冷え」について取り上げます。
「冷え」とは、体に熱が巡らずに手足などが冷たく感じる状態のことです。
身体が冷えてよく眠れないなど、「冷え」に関する悩みがある女性は多いと思います。

病気じゃないから大丈夫と考えがちですが、「冷えは万病のもと」とも言われるので軽視しないようにしましょう。
体が冷えやすい人は、体に不調を抱えているケースが多く、放っておくと深刻な病気につながることもあります。

<冷えの原因>

冷えの原因は大きく3つです。
1.熱が作られていない。
2.熱が行き渡らない。
3.熱が逃げやすい。
大きくはこの3つに集約されます。

原因をもう少し細かく見ますと、
1.「熱が作られない」のは<筋力の低下>が関係しています。
筋肉が少ないと出せる熱が少なくなり慢性的な「冷え」につながります。
つまり運動不足が続くと筋肉が衰え、血行が悪化します。
そうすると血液が毛細血管に流れなくなってしまいます。
特にふくらはぎは血液を心臓に戻すためのポンプとして機能しています。
手足は心臓に遠い位置にある上に、身体が重要な臓器のある胴体や脳へ血行を確保しようと働くので、どうしても手足が後回しにされやすいです。

2.「熱が行き渡らない」のは、<自律神経の乱れ>が関係しています。
身体の体温をコントロールしているのは自律神経です。
自律神経が乱れると血流が滞り、身体で作られた熱が全身に行き渡らずに身体が冷えてしまいます。
最近はエアコンで気温に対する感覚が鈍り、自律神経が乱れやすくなっています。
また、腸の運動も自律神経によって左右されものです。
そのため自律神経が乱れると下痢・便秘も起きやすくなり、結果、基礎代謝も低下してしまい、冷え症へ繋がってしまいます。

3.「熱が逃げやすい」のは、<食生活>と関係があります。
冷たい飲み物を好んで飲んだり、バランスが偏った食生活が続くと血の巡りが悪くなり「冷え」につながります。
水分摂取の際は「排出」にも気を配らないと血流が悪くなります。

その他にも、ストレスや鉄分不足、喫煙なども冷えの原因になりえます。

<冷えをチェック>

下記の項目にあてはまる方は、体が「芯から冷えている」可能性があります。
チェックしてみましょう!

□お腹をさわると冷たい
□いつも頭痛がち
□ 腹痛・ 下痢・便秘ぎみ
□ 関節がこわばる
□ むくみやすい
□ 肩こりがつらい
□ イライラしやすい
□ 手足がほてる・しびれる
□ 生理痛
□ 夜間に何度もトイレに起きる
□さまざまなダイエットを試したが効果がない

自覚症状がなくても、血流の悪さから「隠れ冷え」が起きていることがあります。
肌がかさつく、青あざができやすい、腰が重いなどの症状がある人は、身体が冷えていることが原因かもしれませんので注意しましょう。
あてはまる項目が多いほど、「隠れ冷え体質」の可能性が高いと言えます。
冷えによって不調をきたさないためにも、温活を始めましょう。

<体温と免疫力の関係>

体温と免疫力は密接に関わっております。
体温が1℃下がると免疫力は約30%も低くなり、反対に1℃上がると5~6倍アップすると言われております。

免疫がベストな状態で働けるのは体温が「36.5℃~37℃」のときといわれていますから、平熱が36.5℃未満の方は基礎体温のアップを心掛ける必要があります。

【温活とは?どんな方法がある?】

「冷え」について解説しましたが、「冷え」がひどくなると不眠や疲労感、集中力の欠如、目の下のクマなど、あらゆる不調が引きおこされます。
実はあまり良くない状態なのですね。
では次に「冷え」を解消するための対策=「温活」について解説いたします。

<温活とは?>

「温活」とは、からだの「冷え」を解消して温める活動のことです。
「温活」によって、本来持っている免疫力を上げることができれば冷えによる不調が解消されていくことが考えられます。

<温活の方法①:軽い運動をする(熱をつくる)>

身体を冷やさず「熱をつくる」ためには、基礎代謝を上げることが大切です。
基礎代謝量の多くは筋肉が作りだします。
また、筋肉は全身に血液を行き渡らせる役割を果たすので、筋肉量を増やせば身体を効率良く温めることができます。

「筋肉」と聞くと激しい運動を想像するかもしれませんが、そのような必要はありません。
筋肉の多くは下半身に集中しているので、太ももやふくらはぎ、お尻など、大きな筋肉を鍛えれば効果的です。

日頃の生活に少しだけ運動を取り入れるよう工夫してみましょう。
例えば階段を使ってみる、ちょっとした距離は歩くようにする、車の場合は少し遠くに駐車するなど、ほんの少し下半身を使うようなシーンを増やしてみましょう。
テレビを見ながらエクササイズをしたり、家事をしながらつま先立ちをするなど、"ながら"運動も無理なく始められる「温活」になるはずです。

<温活の方法②:体を冷やさない・温める>

次に熱をしっかりと行き渡るようにするためにも、そもそも「冷やさない」ということと、実際に「あたためる」という点に焦点を当てたいと思います。

まずは体を「冷やさない」ために、特にお腹や下半身、首、手首、足首を冷やさないことが重要です。
腹巻やマフラー、アームウォーマー、レッグウォーマーなどを身に付けて、体を冷やさないようにしましょう。
足先が冷えやすい人には、靴下の重ね履きもおすすめです。

最近では「温活」のための湯たんぽやカイロもいろんなタイプがございます。
ご自身に合うものを選んでみることも良いかもしれません。

<レンジで温めて繋げて使う『あずきのカイロ』>

<温活の方法③:温活習慣をつける>

「温活」により基礎体温を上げる取り組みは一朝一夕には成果が得られません。
そのためにも細やかな習慣というものがとても大切になります。

『習慣①』:朝起きたら白湯を飲む。
朝起きたら太陽の光を浴び体内時計をリセットしましょう。
続いて食べ物や飲み物を体内に入れる前に、歯磨きをして細菌を体の外に出しましょう。
そして、白湯を飲み体を温めて1日をスタートしましょう。
人は寝ているときにコップ1杯程度の汗をかくため、起床時は身体が軽い脱水をおこしています。
体温より少し高い温度の白湯をゆっくり飲むことで、内臓が温まり働きが良くなります。
じんわりと体が温まるので、冷えにも効果的です。

『習慣②』:間食はナッツ類
間食は甘いお菓子を避けナッツ類にしましょう。
砂糖を多く含むお菓子は血糖値の上昇を促し、代謝を下げてしまいます。
特にお菓子に使われる白砂糖は身体を冷やす原因にもなるため、お菓子はなるべく控えることが大切です。
代わりにタンパク質が補給でき、満腹感も得られるカシューナッツやアーモンド、くるみなどに変えると栄養価も高く温活にぴったりです。

『習慣③』:湯船につかる
湯船につかれば、体温を効果的に上げられます。お風呂にじっくり入るのは温活の基本です。
湯船につかると下半身に水圧がかかり、血液やリンパの流れが良くなります。
老廃物も排出されやすくなるため、むくみが改善し、血流が良くなるため体温も上がるのです。
更に、入浴は内臓の働きを活発にするため、代謝が上がって身体がぽかぽかと温かくなります。
38度~40度のお湯に、30分程度浸かるのが良いとされています。
もしお風呂に入れない日は、首の後ろを蒸しタオルで温めましょう。
首の後ろには太い血管が通っており、体温に大きく影響します。

<体の芯からポカポカするオススメ入浴剤>

<温活の方法④:体を温める食べ物や飲み物を摂取する>

①朝食は和食が理想的
朝食にスムージーを飲む方が増えていますが、温活の観点からは、避けたいメニューになります。
スムージーが悪いわけではなく、活動が始まる朝の時間帯に、冷たいものを摂ることは避けたいという趣旨です。
朝食には野菜の入った温かいスープやお味噌汁、主食はお米が理想的です。和食は温活の観点から、とても優秀な朝食と言えます。

②ティータイムはハーブティーがオススメ
最近では美味しいコーヒーが多いですが、コーヒーに含まれるカフェインは体を冷やします。
代わりに温かいハーブティーやルイボスティーをおすすめします。

③体をあたためる食材を摂る
温活では、体を内側から温めるための食べ物にも気を配りましょう。
体を温めるには、寒い地域や冬に採れる野菜、果物のほか、生姜などの香辛料を積極的に摂取することが大切です。
具体的には、にんじん、かぼちゃ、タマネギ、れんこん、ごぼう、ショウガ、ジャガイモ、自然薯(じねんじょ)、玄米、赤身の肉・魚、納豆、キムチなどです。
冷たい飲み物は体を冷やすため、飲み物は基本的に温かいものを選びましょう。

個人的にオススメしたい「温活」メニューは「スープカレー」です。
香辛料の効いたカレーは、レトルトでも指先の温度を1~2℃上げると言われております。
更にスープカレーにはれん根やにんじん、かぼちゃにジャガイモなど、身体を温める食材がごろごろと入っています。
寒い地方の北海道で好んで食べられるのも、ある意味納得させられますね。

<自律神経を整えるおすすめハーブティー>

【「温活」にはげむとどのような効果が?】

それでは最後に「温活」に取り組んだ方々にどんな効果があったのか?
その感想の一部を挙げてみるようにいたします。

・頭痛が楽になりました。
・肌に潤いが出ました。
・ぐっすり眠れるようになりました。
・トイレの回数は減りました。
・むくみが減りました。
・疲れが残らず肩こりも軽くなりました。
・生理痛が楽になりました。
・お通じがよくなりました。
・風邪ひかなくなりました。
・下痢しなくなりました。etc・・・

このように「冷え」を解消する「温活」に精を出す事で、今まで悩みだったことが1つでも解消されると生活も楽になると思います。
体を温めることはプラス面がとても多いということを覚えていただければと思います。

【まとめ】

「冷え」の原因から、さまざまな「温活」の方法、その効果について述べさせていただきました。
「冷え」のチェックリストにあてはまる項目が多い方は是非とも日常生活に「温活」を取り入れてみてください。
かく言う私もお腹をさわると夏でも少し冷たい感覚があります。(冷たいアルコールが好きなもので。。)
体温も決して高い方ではないので、2023年は運動を増やし、根菜類を多く食べ、暖かい飲み物から朝をスタートさせるべく頑張ろうと思います。^^
是非、基礎体温を上げて免疫力をアップさせ、さまざまな体の不調や病気から身を守ってまいりましょう!
Let's!温活!

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