衝撃!膣(ちつ)も老化する!~膣トレのススメ~
【膣(ちつ)は第2の顔! ケアなしでは老けます!】
皆さん「スキンケア」は当然のようにされていると思います。
では膣(ちつ)もきちんとケアされているでしょうか?
膣は【第2の顔】と言われるほど女性にとって大切な部分。
ケアなしでは当然衰えますし、健康にも大きな影響を及ぼします。
<老化の天敵は乾燥>
加齢とともに膣は衰えます。
特にアラサー世代以降は体がガクンと変わります。
この頃から膣やデリケートゾーンケアを意識した方が良いでしょう。
特に気をつけて欲しいのが「乾燥」です。
腟も体の一部なので、ケアを怠ればどんどん乾燥が進みます。
腟が乾燥すると女性ホルモンのバランスが崩れ、生理痛やPMSなど女性特有の不調が起こりやすくなります。
腟の潤いや温かさは「口の中と同じ」が目安と言われています。
口の中のような温かさと潤いが理想です。
乾燥している腟は冷たくて弾力性がありません。
乾燥が続くとデリケートゾーンといえどもしわやたるみができますのでご注意ください。
<乾燥によって何が起こる?>
①クリトリスが小さくなる
包皮で覆われているクリトリス。乾燥すると包皮がむけにくくなり、小さく縮み違和感や痛みが生じることもあります。
②尿道口が開く
乾燥によって尿道口が開いて円形になったり、内側の赤い粘膜が飛び出してくることもあります。
③小陰唇が短くなる
乾燥によって、ひだの幅や長さが短くなることもあります。
④大陰唇に張りがなくなる
女性器の両脇にあるぷっくりした部分が大陰唇。潤いがなくなると、大陰唇の張りがなくなり、やがてしわしわになってたるんできます。
⑤腟口が白っぽくなる
腟口は乾燥すると白っぽい色になったり、炎症を起こして赤みが強くなります。指を入れて痛みを感じるようになると要注意です。
<膣が乾燥しやすい人の生活習慣は?>
生活習慣が膣の乾燥を進めることは大いにあり得ます。
下記の項目にあてはまっていないか一度チェックをしてみましょう。
☆姿勢が悪い(気づいたら猫背になっている)
☆スマホやパソコンを見る時間が長い
☆運動不足
☆甘いものや冷たいものを習慣的に摂取している。
☆お酒をよく飲む
☆セックスレス(セルフも含め)
☆生活が不規則である
腟の乾燥を防ぐには、デリケートゾーンの保湿ケア、
そして骨盤底筋を意識した腟トレが効果的です。
腟まわりの血行が促進されて潤うと、女性ホルモンの分泌が促され肌や髪のツヤが増すなど美容面にもいい影響があります。
骨盤底筋を鍛えれば、腟の締まりがよくなり、尿もれ予防やボディラインが整うなど、さまざまなメリットがあります。
以降は膣トレについて解説いたします。
【膣トレってどんなもの?どんな効果があるの?】
膣トレにより骨盤底筋を鍛えれば、腟の締まりがよくなり、尿もれ予防やボディラインが整うなど、さまざまなメリットがあります。
これからは膣トレについて解説いたします。
<膣トレとは?>
腟(ちつ)トレとは、膣トレーニングの略で、腟や子宮周辺にある「骨盤底筋を鍛えるトレーニング」のことです。
ルーツは諸説ありますが、江戸時代に花魁の方たちが膣の中にボールを入れて、膣を締める練習をしていたのが始まりとも言われており、海外で膣トレボールのことを「ゲイシャボール」と言うのはこのためだと言われています。
<膣トレの効果>
膣トレによって膣を締められるようになるので、セックスの感度がよくなるということは古くから言われてきましたが、実はそれ以外にも効果はたくさんあります。
・尿モレ予防
・冷え性の改善
・下半身のシェイプアップ効果
・生理痛の軽減
・オーガズムを感じやすくなる
・子宮脱の予防
・便秘の解消
このような効果が得られると言われております。
腟トレは、年齢や出産経験に関わらず、健康や美容を向上できるトレーニングなので、自分の体の健康のためにもオススメしたいトレーニングになります。
<膣がゆるむ原因>
次になぜ膣がゆるむのかというと、腟内にある粘膜の弾力低下や、骨盤底筋の筋力低下が腟圧の低下、つまり膣がゆるむことに繋がるのです。
膣がゆるむ主な原因としては下記のようなものが挙げられます。
・出産
・慢性的な運動不足
・体重過多
・加齢
・腹部に圧力をかける動作(便秘でいきむ、せきこむ、重いものを持つなど)
・姿勢(だらしなく座る、反り腰、猫背)
上記にあてはまる方や、尿漏れが気になる、生理痛がひどい、下腹部を引き締めたい、膣を締めたい、感度を上げたいといった方は、特に膣トレがおすすめな対象となります。
【膣トレのカンタンなやり方】
次に膣トレの種類やカンタンなやり方についてご紹介いたします。
<立ったまま行う膣トレ>
膣トレにはクリニックなどで専門的に行うものもありますが、家でも気軽に行えるものをご紹介しようと思います。
先ずは立ったままで行う膣トレの基本です。
①先ず両足をそろえて立ちます。
②次に膣と肛門を意識しゆっくり締めたり緩めたりを2、3度繰り返します。
③息を吐きながら、腟と肛門を強い力で10秒間締めます。
④最後に息を吸いながら、10秒間でゆっくりと力を緩めます。
最初は締めた状態を長く維持できなくても、徐々に時間を延ばせるようになります。少しずつ慣れて行きましょう。
また、排尿中に尿を途中でピタッと止めるのも効果的です。
止める時間は数秒程度に留めます。膀胱炎予防のため、1日1回を目安に行いましょう。
<座って行う膣トレ>
次に座って行う膣トレメニューで
①椅子に座り足の裏は床につけます。背筋は伸ばし肛門を締めます。
②丸めたタオルや中身の入ったペットボトルを内ももに挟みます。
③内ももでタオルやペットボトルを締めつけるように力を入れて、5秒~10秒キープします。
先ずは5秒、慣れてくると10秒×3セットを目標にしましょう。
足の裏を床から少し浮かせると、強度も上がり良いトレーニングになります。
<膣トレボールを使う>
膣トレボール(インナーボール)を使った膣トレもあります。
最近ではスマホアプリと連動してゲーム感覚でできるものもありますが、膣トレボールを使っての基本は以下の通りです。
①全身の力を抜き、インナーボールを1つ挿入します。
②1つ目を挿入後、慣れてきたら2つ目を挿入します。
③ボールを感じながら、下腹部に力を入れて腟を締めます。
*初めてインナーボールを使う場合は、仰向けで横になった状態で挿入するとスムーズです。慣れてくると、インナーボールを入れたまま座ったり動き回ったりもできるようになります。
インナーボール使用時間の目安は10~15分です。
挿入時にローション等を使うことにより、違和感や摩擦を減らすことができます。
痛みを感じる場合は決して無理をせず、ゆっくり挑戦してみましょう。
まとめ
「第2の顔」とも言われる女性にとって大切な膣について述べてみました。
先ずはご自身の膣がどのような状態なのか知ること、つまり「鏡で見る」、「指を入れてみる」など日常的なチェックがとても大切です。
まさに顔を鏡で見てチェックすることと同じことですね。
小さな変化にも気づく習慣をつけましょう。
その上で顔や頭がそうであるように、デリケートゾーンも専用のソープで清潔に洗うことが大切です。ボディソープだと汚れは落としてもpH値が異なるため潤いを奪ってしまい、かえって乾燥してしまうことにつながります。
そして入浴後は保湿に最適の時間です。しっかりと保湿して潤いを保ちましょう。
そしてちょっとした時間や膣トレグッズなどを活用したトレーニングで、膣を若い状態に保ちましょう。
体にとってプラス面がとても多く、お肌や健康の若返りにびっくりするかもしれません。
膣年齢の若さを保ち、健康的な体をキープし、ステキな毎日をお過ごしください!